

「昔からもし病気になるなら乳がんだろうという予感があり、毎朝胸を触わるのが日課になっていました。自分で触ってしこりを見つけたときのショックは今でも忘れられません。背筋に悪寒が走り全身が硬直。身体に電気が走ったようでした。
主治医から「がんかもしれない」と言われて、絶望の縁をさまよいました。
でもそんなときに浮かんできたのは、お世話になった人や仕事仲間、友達。私はたくさんの人に愛されて今日まで支えられてきたんだ。そう思うとうれしくって涙がこぼれてきました。
また、ちょうどその日に松の木で見つけた尺取り虫にも命の力強さを教えられました。わたしもこの虫と同じように命が尽きる日まで精一杯生きようって……。『今のままで私はとっても幸せなんだ』身の周りにあった数々の幸せに対して鈍くなっていた心に、たくさんの幸せや感謝を気づかせる機会を与えてくれたのは病気でした」

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「病気は仕方がないけれど、心まで病気になっていたくない。将来のことよりも今、今日一日をどれほど豊かに過ごすかがとっても大事。これまで二の足を踏んで試すことができなかったようなことも今だからチャレンジできる。今日を一生懸命生きていれば死が怖いと思っているヒマがなくなるわ」

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現在、念願の田舎暮らしをアクティブに楽しみつつも、自らのがん闘病体験を伝える講演会を精力的に行っている。生きる勇気がわいてくるパワフルな講演は毎回大盛況!全国から講演会依頼が多数きている。もし私ががんだったら……と心配している人、乳がんになっていて不安や悩みを抱えている人たちに、笑顔と感謝を忘れない生き方とがん検診の重要性を伝えている。












